死亡保険 終身 長生き

死亡保険の終身型なら、どれだけ長生きしても安心とは?

死亡保険の終身保険は、定期保険と同じように死亡したときや所定の高度障
害状態になった時に保険金が支払われる保険です。終身保障(生きている限
り保障される)で、どんなに長生きしても死亡保険金が支払われるのが特徴
です。

 

満期保険金はないのですが、解約返戻金は右肩上がりで増えていきま
す。終身保険には、一定年齢(例:60歳払い済み)または一定期間(例:30
歳払い済み)で保険料の払い込みが終了する「有期(短期)払い」及び一生
払い続ける「終身払い」の種類があります。

 

保険料の払込期間中の保険料は一律が原則ですが、
契約当初の一定期間の保険料を低く抑えて、一定期間経
過後の保険料を高くしている終身保険もあります。これらの名称は、「スッ
テプ払い」や「修正払込方式終身保険」などと呼ばれています。終身保険に
はいろいろな種類があります。その種類を紹介していきます。

 

 

 

 

●低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間中の解約返戻金を通常の7割に抑えること
で、保険料を割安に設定している終身保険のことです。これは保険料の払込
が終わると同時に通常の終身保険と同じ金額の解約返戻金になるため、キャ
ッシュバリュー狙いで契約する人も多い保険です。

 

●積立利率変動型終身保険は、運用実績が還元される終身保険です。払い込んだ保険料は国債などの
比較的安全性の高い金融商品で運用されますが、一般の保険と区別して取り
扱うことで、市場金利が上昇したときに積立利率を上げることができ、それ
により恩恵を受けられるようになっています。長い目で見るとお得感がある
商品ですが、その分普通の終身保険より保険料がやや高めに設定されていま
す。

 

●変額保険(終身型)は、ソニー生命などの一部の保険会社が取り扱っ
ている保険です。通常の生命保険は集めた保険料を「一般勘定」で安全性を
重視して運用しますが、変額保険の場合は「特別勘定」で運用します。特別
勘定では株や外国債券などによるっせきょくうんようも可能で、運用成績に
応じて、解約返戻金と死亡保険金が変動します。ですが、死亡保険金には最
低保障がありますので、運用状況が悪化したとしても、契約時に約束した基
本保険金額を下回ることはありません。インフレに強いというメリットもあ
り、解約しないことが前提なら利用価値が高い保険だと思います。死亡保険
の終身保険はそれぞれのメリット、デメリットを上手く見極めて選びましょ
う。