県民共済の死亡保険、引っ越したときの手続きって?
県民共済の広告が新聞に入っているのを目にした人は多いでしょう。
一口2,000円で入れる死亡保険ということで、共済は注目を集めている保険だ
と思います。
しかし安い県民共済には、それなりのデメリットも存在します。それを検討
してみたいと思います。
まず県民共済は、全ての県に存在するわけではありません。2010年2月現在で
は、山梨県、福井県、鳥取県、徳島県、愛媛県、高知県、佐賀県、沖縄県の
8県には、県民共済が存在しないようです。これらの県に住んでいる人は、
県民共済には入ることが出来ません。
では他の県で、県民共済に入っていた人が、これら県民共済がない県に引っ
越したときはどうしたらよいでしょうか?
それは大丈夫になっていて、元々入っていた県の県民共済の事務所に連絡し
て、その県の県民共済に入ったまま、住所を変更手続きを取ることになりま
す。
唯一欠点があるとしたら、口座振込の銀行に、引越し先の地元の銀行を
選べないことがあるという点です。
また被保険者が亡くなって、死亡保険を請求することになったときに、もと
の県の県民共済の事務所に連絡することになります。
その時に担当者の顔が見えないというデメリットも存在します。大手の保険
会社の場合、外交員さんが保険のとりまとめをしてアドバイスもしてくれま
すが、県民共済ではコスト削減の為に外交員の制度をとっていません。ただ
事務所のオペレーターも親切に対応してくれるので、気軽に質問や相談をし
てみて下さい。
ちなみに引越し先に県民共済があったときは移管手続きをすることになりま
す。死亡保険の手続きがスムーズに出来るように、事務所に連絡しておいて
下さい。
また死亡保険については被保険者本人は連絡が出来ませんから、万一のとき
のためにも家族の間で情報の共有をきちんとしておきましょう。